SSブログ

土星状星雲見たった [天文]

毎度です。9月も後半になってきてようやく涼しくなってきました。これまで朝夕の通勤時は半袖だったのですが、連休明けから長袖を着ていくようになりました。まだ日中は暑いのですが、早く涼しくなってほしいものです。

というわけで土星状星雲。NGC7009です。この時期に見える惑星状星雲としては明るく見やすいとのウワサだったので、連休最後の月曜日にベランダからチャレンジしました。

こいつも周りに明るい星が少ないので、たどり着くには予習が必要です。まず、わし座のアルタイルを起点とします。次にアルタイルを含む3つの星を結んだ南の先に、わし座のθ(シータ)を見つけます。θから南下して、やぎ座のα、βの特徴ある並びが見つかればもう少しです。その特徴ある並びから北東方向に視線を動かすと、みずがめ座のε、μ、7番星が作る三角形が見つかるはずです。ここが土星状星雲の直近の起点となります。

土星状星雲に行く前に、εを起点にM72、73を巡ります。ここからは8等以上の星図が必要です。εから南東方向に進むとM72が見つかります。9等星に接していますが、暗くて淡くて小さいので、小口径では見えないかもしれません。20cmで200倍に拡大しても星々には分離しませんでした。

M72から東に進んで、ごちゃっと星粒が小さく集まった姿が見えれば、それがM73になります。こいつは11等前後の暗い星が4つほど集まって見えるだけで、実は散開星団でもなんでもなく、海外の解説書では欠番扱いされるほどの存在だそうです(苦笑)。これも暗いので、小口径では見えないかもしれません。

M73から北東方向に進むと、低倍率で意外と明るく見える青い星が見つかれば、それが土星状星雲になります。僕も初めて見たときはただの明るい星だと思いました(笑)。倍率を上げてみると、ちょっといびつな青い四角形のように見えます。が…20cmでは土星の輪の部分に当たる淡い「ヒゲ」が見えませんでした(涙)。ベランダ&街灯攻撃の中だったからかもしれません。でも、200倍だと本当に土星くらいの大きさに見え、小口径でも十分楽しめそうです。次は暗い場所で輪の部分の視認にチャレンジしたいと思っています。あと、近くにM2なんて立派な球状星団もいるので、そちらも見てみたいと思います。

さて、今夜は晴れるのかな。晴れたら秋のディープスカイにチャレンジしたいです。それでは、またっ。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。