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レナード彗星への苦闘 [天文]

私がレナード彗星のことを知ったのは、2021年12月も半ばになった頃だったと思います。なんかネオワイズ彗星の時のデジャヴのような気がしますが(汗)、少々遅きに失した感はありました。

でも、これは見てみないと!ということで、最初にチャレンジしたのは年明け前の12月26日でした。それまでずっと天気が芳しくなく、なかなか晴れなかったのですが、珍しく日曜日にほぼ快晴になったので、見てみました。

しかし…その日は寒波が訪れていたうえに、ものすごい強風!着れるだけ着込んで、双眼鏡片手に17時半頃から西の空が開けた場所で見ていたのですが…とにかく寒い!手袋をしていても手がキンキンに冷えてくるし、その寒さで完全に心がへし折られて、暗くなって見え始めるであろう18時ちょっと前にギブアップしてしまいました。意思弱すぎです(涙)。

そのままレナード彗星を拝めぬまま年が明けた1月2日。珍しく西の空まで雲の無い快晴となり、これは見えるかも、ということで、Nikon 8x30E IIを片手に探索を始めてみました。

しかし…まったく見えない。写真ではあんなにデカくて尾を引いている姿をしているのに、何も見えません。これはいかん…と思って、何とかせねば、ということで、デジカメを引っぱり出して写真を撮ってみることにしました。適当に南西に向けてシャッターを切ってみると…
IMG_3133.jpg
全体のショットでは何も写っていないように見えたのですが、拡大して探してみると、怪しい光芒が写っていました。それがこちら。上の写真の中央下部分を拡大したものです。
IMG_3133_Cut.jpg
これは怪しい!ということで、双眼鏡をそちらに向けて目を凝らしてみると…これはレナード彗星かも?ということで、今度は少しズームアップして撮ってみると…
IMG_3136.jpg
上の写真を拡大したのがこちら。
IMG_3136_Cut.jpg
わずかにぼやけ、尾を引いているように見えます。これは間違いなく彗星で、レナード彗星視認に成功した瞬間でした。それにしても…淡すぎます。夜中に見る8等級の彗星よりややマシかと思える程度の明るさしかありません。これは苦労するはずです。でも、見えて良かったです!

その翌日の3日ですが、嫁さんの実家から帰ってくるとこの日も快晴だったので、これは銀次(20cm F6ニュートン)で見てみるか、ということで、がんばって引っぱり出してチャレンジしてみました。

そしたらまぁ…見えない。そこで昨日使ったカメラで確認という手を使ってみると、これかも?という姿が写っていたので、そちらに筒を向けてみると…

いました!レナード彗星です。20cmでも淡いこと(涙)。でも、双眼鏡よりはよく見えたので、これは撮っておかねば、ということで、強引に接眼レンズにカメラを押しつけて撮ったのがこちら。
IMG_3158_Cut_Cont.jpg
トリミングしているのでそれっぽく写っていますが、この写真の外側で視野は欠けています(笑)。しかもあれこれ露出を変えながら撮っていたので、だいぶ沈んで地上付近の鉄塔とのツーショットとなってしまいました。まぁ、これはこれで面白い写真が撮れたので、良かったです。

この日以降は高度も下がってしまい、月の明るさの影響も受けて、二度と目にすることはできませんでした。

というわけで、レナード彗星視認への苦闘をお届けしました。ネオワイズの時と同じ失敗をしてしまったので、今後は情報収集をしっかりとして、次に来た彗星は早めに見られるようにしたいと思っています。

なんか年が明けてコロナは爆増してるし、津波なんて襲来して年明けから大騒ぎですが、感染予防対策をして、津波が来た時の行動の仕方などをシミュレーションもして、今年も色々対応していきたいと思ってます。皆さまもご自愛を。ではっ。
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