新型コロナウイルスはただの風邪？

2023年5月に新型コロナウイルスが2類から5類に移行し、日々の生活はダイヤモンドプリンセス号以前に戻るのかと思われました。

しかしながら、新型コロナウイルスの猛威は衰えることなく、私も今年の8月に初めてその毒牙に罹り、人生初の39度を超える発熱に加えて激しい咳にさいなまれ、熱が下がったと思いきや激しい咳の後遺症でのどがやられて声は出なくなるし、おまけに匂いがわからない嗅覚障害まで残り、散々な目に遭いました。

そんな中、

「新型コロナウイルスはただの風邪だ」
「最初は感染者も多くなかったのに、ワクチン接種が進むにつれて患者数が増えたのは、ワクチンのせいだ」
「ワクチンは国による陰謀」
「ワクチンの接種を重ねていくと、コロナによる死亡率が上がって逆効果」

といった声が大きくなってきております。

私は自身の経験に加えて、最近は弱毒化したと言われたオミクロン株からエリス株に移ってきて、このエリス株は武漢株（原始株）以来の肺炎症状が復活しているとかで、とてもただの風邪などとは思えないと感じています。

どうも都会（東京）に住んでいる人ほど「大したことないじゃん」って思ってる人が多いように感じます。あと、ネットに常に接している若年層。若年層は感染しても症状が軽いのに加え、ネットの「コロナ大したことない説」に常に接しているため、余計にそう思い込んでいるように思えます。

「正しく恐れる」なんて言葉を使うと「また年寄りがそんなこと言ってる」とバカにされますが、この言葉は必要以上に恐れることを意味するのではなく、「正しく情報を知り、それに対して適切な対応を考えて行動しなさい」という意味です。知らずに恐れたり、知らずに大丈夫だと思うことなく、様々な情報を得て、それに対してどう行動するかを考えることが大切です。

私はさすがにワクチンはもうええかな、と思いますが、マスクは人ごみの中では着けようと思ってます。新型コロナはまだ「ただの風邪」にはなり切れてないと思うので。

皆さんも「正しく恐れる」ことを忘れずに、年末年始を迎えましょう。ではまたっ。