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双眼鏡は第2の眼 [天文]

毎度です。もう4月だというのになんだか寒いですな。3月31日なんか昼間の気温が6度なんて、もはや真冬並み(驚)。外で仕事してたら寒くて寒くて。寒さはそんなに苦手じゃないんだけど、この季節に真冬の気温はこたえますな。みなさんも季節外れの寒さに負けずにご自愛を。

そんなわけでまたまた天文ネタです(苦笑)。ここしばらく曇りやら雨やらが続いていて、ろくに星見ができなかったのですが、昨晩は久々に晴れ上がって透明度も高そうだったので、夜中に例の星見場所に行って銀河にチャレンジしてきました。

着いてみると天の川が見えて条件は良さそうです。ごそごそと準備をして、さぁ、しし座の銀河でも見ようかと思ったら、双眼鏡(ヒノデ 6x21 S1)を持ってくるのを忘れたのに気づきました。まぁ何とかなるやろ、と思ってしし座のθ(シータ)星をファインダーに捉えようとしたのですが…

できません(涙)。ファインダーにθ星を導き入れたつもりでも、主鏡を覗いてみると星図と合わず、違う星を入れているのです。いつもならできるのに、双眼鏡がないとできないのです。

これにはイライラがつのって最悪でした。導入できない理由は僕の視力が眼鏡をかけても1.0を切っているからです。なので、ファインダーの星の並びと肉眼の星の並びが一致しているかどうかわからず、同定ができないのです。

僕にとって、双眼鏡は第2の眼となって補助をしてくれていたことに、あらためて気づかされました。双眼鏡で星の並びを確認し、ファインダーの中の星に間違いがないか確認し、主鏡を覗く。これが僕のルーティーンです。この日はかみのけ座の11番星を導き入れるのにも苦労して、時間ばかりかかってイライラしまくって楽しさ半減でした。星を見てて楽しくなかったのなんて初めてです。次からは双眼鏡を忘れないようにしよう、と決意したしだいです(涙)。

というわけで、なんとか苦労しながら銀河を見ていったのですが、この日はなかなか良く見えました。最初は実視界1度と1.6度の違いに戸惑いながらの導入だったのですが、慣れてくると移動が早くできて快適です(笑)。天頂プリズムの反射率の高さは間違いないようで、この日はしし座の M65、66、NGC3628 のトリオや、マルカリアンチェーン北部の M85、100、98、84、86、87 などの暗い銀河、おおいぬ座の M81、82 や、メシエの中でも見えにくさ最難クラスの M97、108 も見え、まずまずの成果は上げられました。

小口径の望遠鏡でディープスカイを攻略するには、光学系全体のパフォーマンスを上げる必要があることに、天頂プリズムと Plossl 32mm を購入してからわかってきました。アトラス80はディープスカイにチャレンジできるだけのポテンシャルはあるのに、三曜に特化した付属品のために能力を解放できていなかったのです。アトラス80ユーザーの方は、まともな天頂プリズムかミラーを買い増しすることをオススメします。ディープスカイの入り口には立てますよ。まぁ、その奥は大口径の望遠鏡や接眼レンズの泥沼が待っているかもわかりませんが…(爆)。

さて、明日は仕事か(涙)。ではまたっ。
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