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BABYMETALを考える

ちょっと前、いつだったかは覚えていないのですが、ニュースサイトで「BABYMETAL、日本人で初のウェンブリー・アリーナで単独ライヴ!」なんて記事を見つけました。

その時は「ふぅ~ん」なんて軽く流して忘れていたのですが(汗)、最近、Youtube で BABYMETAL のオフィシャル映像なんぞが表示されていたので、ちょっと見てみました。

…うーん、確かにすごい。海外で人気が出るのも納得です。

簡単に BABYMETAL のことを紹介すると、バリバリのメタルサウンドの上で、マッチョなデス声のオッサンではなく、かわいらしいアイドル少女3人がボーカルとダンスで魅せるバンド、ってなところでしょうか。詳しくはオフィシャルサイトか、Youtube でご覧になったほうが早いかもしれません。

BABYMETAL Official Site
Youtube BABYMETAL Official Channel

BABYMETAL がすごいのは、とにかく演奏です。超高速なメタルの曲を、正確無比なテクニックで演奏しきっているところがすごい。これが海外で受ける理由です。日本のアイドルはほとんどがカラオケなので、いくら歌が上手くても海外では通用しませんが、BABYMETAL はとにかく演奏がハンパなく上手いので、耳の肥えた海外でも十分通用するのです。Youtube ではバックバンドだけの演奏も見られますが、観客たちの盛り上がっている様子がうかがえます。

フロントの3人は…確かにセンターの彼女の歌は上手で、ダンスもキレッキレでエンタメとしては十分合格点がつけられると思います。ただ…個人的にはどうにも引っかかります。海外のポップシンガーたちや、エンタメ系のバンドたちと比べると、押しや説得力といったパワーに欠けるのです。

例えばマイケル・ジャクソン。彼はたったひとりでステージを作り上げるすごい「スター」です。彼のステージでの一挙手一投足に観客は注目し、興奮する。King of POP と言われるのも納得です。他にもマドンナやマライア・キャリーなども素晴らしいパフォーマンスを魅せつけるシンガーです。

エンタメ系のバントと言えば諸説ありましょうが、個人的には KISS を挙げます。彼らのステージはとにかく盛り上がります(笑)。観客と一体になってステージを作り上げる彼らは、まさにプロフェッショナル。イロモノ系は食わず嫌いという方や、知らないとういう方は見てみてください。楽しいですよ(笑)。

そんなプロフェッショナルなシンガーやバンドたちと比べると、BABYMETAL は演奏以外の押しがどうにも弱いというか、違和感を感じます。完璧な演奏を聴かせるメタルサウンドに Japanese の「かわいい」アイドル、という物珍しさで今は人気が出ているのでしょうが、このままだとブームは収束してしまう気がします。おそらくそれは BABYMETAL をプロデュースしている人たちも考えているでしょう。彼らの次の一手を見てみたいですね。

…とかなんとか散々偉そうなことを言いながら、ちょっとアルバムでも聞いてみようかな、なんて思っています(笑)。今ならまだアルバムが2枚しか出ておらず、敷居が低いので…(爆)。

今日は連休最終日。なにしますかね。それでは、またっ。
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