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映画「セッション」を見たった

毎度です。前回の記事から3週間。う~ん、間が空きすぎ(汗)。3月11日とかあったのに…(大汗)。

3月11日といえば、会社でも地震発生時刻に全員で黙とうなんかしたのですが、ちょうどその時に荷物の配達に来た兄ちゃんがいて、やむなく一緒に黙とうをしてくれたのですが、まじめにやってくれていたようです(笑)。前の記事でも書きましたが、いつまでも記憶を風化させずに語り継いでいきたいと思っています。

さて本題。ドラムをたしなむ者として素通りできないと思いつつ、ずっと見ていなかった映画「セッション」。ようやく借りてきて見ちゃいました。感想は…

いやはや、すごい映画ですな(驚)。アカデミー賞も納得です。

まだ見ていない人もいると思うので、ネタバレにならないように書きますが、この映画はジャズドラマーを目指す若者の成長ドラマではありません。音楽映画でもありません。ぶっちゃけジャズやドラムのことを全く知らなくても問題ありません。ジャズや音楽学校はドラマが繰り広げられるための設定、舞台というだけです。

この映画は一流ドラマーを目指すニーマン(マイルズ・テラー)が、鬼教官フレッチャー(J.K.シモンズ)にシゴキ倒されていく物語です。まさにこれだけ。シゴキにシゴキにシゴキ倒されても、喰らいついていくニーマン。そして映画の最後で彼ら師弟が見せた驚愕の光景とは?…といった感じです。

このラストは賛否両論をあえて呼び起こすように作ったんだそうで、見終わった後のもやもやも納得です。フレッチャーの鬼教官ぶりは、音楽の先生と言うより軍隊の教官そのものです。軍隊は人殺しに行くための集団なので、善悪といった人間性を持った者は役に立ちません。よって、人間性をシゴキで揺さぶって人格を崩壊させて、上官の命令に絶対服従する「兵士」を作りだすのですが、音楽家にこのようなシゴキが効果的かはよくわかならいところです。

中高生の吹奏楽の指導の場では、ここまでひどくはないものの、シゴキで鍛え上げる学校は少なからず存在しているようです。顧問の求める音を出すまで徹底的にシゴキあげて、罵声で恐怖を植えつけ、競争させ、コンクールでの結果を求める。まさに「セッション」の世界です。

そんなシゴキの世界、個人的にはまっぴらごめんです。フレッチャーを演じたシモンズも、「自分の子供にこんな鬼教官がついたら引き離す」と言っていたほどですから(笑)。やはり子供は褒めて伸ばすのがいいような気がします。うちの娘も褒めたら乗り気になってやるのはやるのですが…乗らないとまったくやりません(涙)。算数ちょっとはまじめにやってくれないかな~(大汗)。

何はともあれ、一見の価値ある映画です。ただし、見終わると気分がブルーになること間違いないので、精神状態が安定している時に見ることをオススメします(爆)。

さて、明日は日曜日。何をしますかな。それでは、またっ。
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