ユニファイねじとウイットねじの違い

今日は望遠鏡を作るために材料を買いに出かけたのですが…思わぬところでつまずいてしまいました。カメラの三脚に取り付けるためのねじです。

カメラの三脚のねじは、いわゆるユニファイねじで、1 / 4 - 20 UNC になります。直径が 1 / 4 インチで、１インチあたりの山の数が20個、という規格です。

ところが、近くのホームセンターに行ってみると、ユニファイねじなんて「まったく」置いていません。あるのはメートルねじとウイットねじだけでした。

ウイットねじはユニファイねじに非常に近いねじで、規格の書き方や見た目はほとんど同じです。ホームセンターに置いてあるのは W 1 / 4 - 20 という規格で、直径も山の数もユニファイねじと同じです。一見、合いそうです。

しかし、両者には微妙に違うところがあって、その違うところというのが「ねじの山の角度」なのです。ユニファイねじの山の角度が60度なのに対して、ウイットねじの角度は55度になります。

この山の角度が違うと、ねじが入らないばかりか、最悪の場合にはねじ山を壊してしまう恐れがあります。例えばカメラ本体のユニファイ規格のメスねじにウイット規格のオスねじ（ボルトなど）を入れる場合は、たぶん問題なく入って大丈夫でしょう。しかし逆の場合…ユニファイ規格であるカメラ用三脚のオスねじをウイット規格のナットに入れる場合には、ナットの谷の角度よりボルトの山の角度の方が大きいので、おそらく入らないでしょう。

僕が作ろうとしている望遠鏡はカメラ用三脚に固定することを想定しているので、カメラ用三脚に合うナットの方が必要なので、ウイットねじではダメということになります。うーん、困ったなぁ。ここはネットの通販で買うべきなのでしょうか…調べてみるとレアな規格なのか、いいお値段になりそうです。でも、たかが簡易の太陽投影用の望遠鏡にそこまで投資するべきか、悩むところです。ちょっと違うホームセンターにでも行って探してみることにします。

明日は本当のお休みです（苦笑）。ちょっと遠出する予定です。それではまた。