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うちにGINJI-200Nがやって来た [お買い物]

毎度です。毎日毎日暑いですな~(汗)。お盆過ぎたら涼しくなるのかと思いきや、まったく涼しくなりません。朝晩が少しマシになったかな…といった程度です(汗)。早く涼しくならんかな。

というわけで、買っちまいました。笠井トレーディングのGINJI-200Nです。

前に何度か書きましたが、最近のトレンドはF5より短い短焦点鏡です。写真用途としてですが、優秀なコマコレクターが出ているのが主な理由で、それに加えて短くて取り回しがしやすいからだと思います。それでもやや長めのF6鏡にしたのはオールラウンダーとしての資質です。個人的には星雲星団などのディープスカイが主な対象ですが、やっぱり惑星も見たいよね、と思ったからです。あとは光軸修正はF値が大きくなるほど容易になるので、迷いはありませんでした。

届いてみたら、箱がでかい(汗)。
CIMG4166.jpg
嫌な予感がしつつも開封し、組み上げてみました。
CIMG4176.jpg
…うーん、でかすぎる。ついでに超重い。組み合わせは GINJI-200N (10kg)、AZ-3 (ウエイト込みで8.2kg)、笠井LS木製三脚 (5.4kg)で、ファインダーも入れたら約24kg。重いはずです(涙)。

アトラス80を前に置いてみました。
CIMG4177.jpg
アトラス80、ちっちゃ(涙)。ま、大きさは覚悟の上だったのですが、さすがにちょっとビビってしまいました。

組み立てて思ったことをいくつか。笠井のLS木製三脚、これはちょっとデキが悪すぎです。個体差があるのかもしれませんが、脚を広げたり伸ばしたりするたびに「ギシギシ、ギシギシ」ときしむし、木の表面処理もイマイチで、工作は中学生レベル(苦笑)。この値段である程度の重さを支えられるモノが無いだけに惜しいです。あと怖いのがココ。
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なんだか外れそう(苦笑)。実際には大丈夫っぽいのですが、使用前の点検は欠かせないかも。

あとデキがイマイチなのが鏡筒バンド。精度が今ひとつなのです。例えばココ。
CIMG4171.jpg
なんだか外れそう(苦笑)。これも実際には大丈夫っぽいのですが、ココも使用前の点検は欠かせないかも。

あとは細部を。まずは接眼部。
CIMG4170.jpg
クレイフォード式ですが、軽すぎで頼りなさそう。クレイフォード式はいろいろ触ったけど、やっぱりラックピニオンのしっかりした感触の方が好ましいような気がします。

斜鏡はまさかの貼りつけタイプでした。
CIMG4167.jpg
てっきりセル式だと思っていたのでびっくりしました。ここで嫌な予感がしたのは事実です。Zingaro-8の歪みの原因が主鏡の貼り付けだと疑っているので、まさかこいつも歪んでいないだろうか…との疑念です。これは実視で確認するしかなさそうです。

主鏡はこちら。センターマーク付きです。
CIMG4169.jpg

ファインダーは笠井の8x50正立対空型です。
CIMG4174.jpg
こいつもデキがイマイチで、星像は歪みが多いし、ファインダーを収める筒がゆるゆるで、ピタッと固定されないので頻繁に調整しなければならないのがマイナスです。ま、値段が安いので許せるのですが…(苦笑)。

組み立てた後に光軸をチェックすると、なにやら大きくずれています。笠井のHPでは調整して出荷しているとの話なのですが…(苦笑)。ま、こんなもんだろう(爆)と大雑把に調整してやりました(笑)。

昨晩やっと晴れて、時間も取れそうだったのでファーストライトを実施しました。南の空に輝く土星に筒を向けてみると…おおっ?38倍ですが良く見えているような気がします。アイピースを変えて200倍で見てみると…

おおおおおっ!とてもよく見えます!土星本体の縞模様も良く見え、カッシーニの空隙もはっきりと見ることができます!

これは期待できそう、ということでこと座のε(イプシロン)のダブルダブルを見てみると、少しコマ収差が認められるものの、なんとか分離して見えました。Zingaro-8のがっかり感とは雲泥の差です(笑)。試しにベガを見てみると、もうちょっとでエアリーディスクが見えそうな感じです。しっかりと光軸を調整すればいけそうです。

調子に乗ってM57を見てみると、おおっ!はっきりとリングに見えます!M13は…おおっ!星粒に分離して良く見えます!M27もはっきりと見えるし、M15も200倍で星粒に分離してメチャメチャキレイです(涙)。

カシオペア座も昇ってきたので、二重星団に筒を向けると…おおっ!星屑をバラまいたように見えてメチャメチャキレイ。M31は暗黒帯こそ見えないものの、大きく明るく見え、伴銀河のM32、110も淡いながらもきちんと見えていました。

これはすごいです。ネットではGINJI-200Nの光学系は優秀だとの評判だったのですが、笠井だし、実際の精度は見てみるまで不安でたまりませんでした。しかしこの見え味。これはうれしい誤算でした。これは光軸を追い込むといけそうだということで、今日の午前中にがんばって追い込みました。今夜も晴れそうなので、楽しみに見てみたいと思います。

さて、今夜が楽しみです(笑)。それでは、またっ。
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