SSブログ

大口径の暴力 [天文]

毎度です。なんか最近急に暑くなってきましたね~(汗)。会社でも熱中症は労働災害だとかなんとか言っていて、本腰で対策に乗り出そうかという機運があります。暑さには十分注意しないといけませんね。

そんなわけでまた天文ネタ(苦笑)。Zingaro の光軸調整はだいぶ慣れてきたのですが、先週の金曜日の夜、Zingaro で星見をしたのですが…

めっちゃすげぇ。大口径の暴力とはここまですごいものなのか、と思いました。

結論から書くと何のことやらさっぱりわかりませんね(笑)。では簡単に経緯を。金曜日の夜は天気も良く、透明度もなかなか良かったので、まずは南のさそり座の M4 に筒を向けてみると、おぉ、とってもよく見えます。倍率を上げてみると、あっけなくざらついた様子が見えてきます。8cm では倍率を上げてもぼんやりとした姿しか見えてこないのとは対照的です。

続いて M57 を見てみるとあっさり視認。倍率を上げると、こいつもあっさりとリング状の構造が見えてきます。8cm ではリングに見えたかどうか微妙なのと比べると、なんとも複雑な気分になります。

そして M13 に筒を向けてみました。31倍では 8cm と変わらず星雲状で、さほど見え方は変わりません。しかし…アイピースを変えて167倍にした時のことです。視界に M13 をとらえてピントを合わせ、筒の振動が収まって見えてきたものは…

おおおぉぉっ!まるで写真で見たかのような M13 の、いかにもな球状星団の姿でした。8cm では星雲状にしか見えないのに、20cm では星々に分離し、まるで散開星団をギュッと凝縮したような姿に見え、ため息が出る美しさです。

ほおおぉぉ…すげぇなぁ…家の前でつぶやく怪しいオヤジと化していました(苦笑)。

前にも書いたのですが、Zingaro は収差が完全には消えていない状態です。それなのに、8cm とは比べものにならない星像を魅せてくれるのです。これが口径の暴力というものか。なんだか複雑な気分です。完璧な 8cm でも、調整が不十分な 20cm には勝てないこの不条理。口径の暴力に完全に圧倒されております。

あと、倍率を上げても暗くならないのがいい。8cm だと過剰倍率の167倍まで上げると視野環が見えないほど暗くなりますが、20cm だとまったく暗くなりません。単純に計算すると 20cm の167倍は 8cm の67倍相当の明るさです。ここでも口径の力には圧倒されてしまいます。

…というわけで、本気で GINJI-200N の購入を考えております(爆)。情報が少ないものの、GINJI-200N は安価ながらきれいに見えるとのウワサです。経緯台と三脚を合わせると15万円ほどになりますが、なんとか買おうと画策しております(笑)。あとは財務大臣を説得できるかどうかです。忖度で何とかならんかと思っております(爆)。

さて、明日は仕事やん。寝ないと寝ないと。それでは、またっ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。