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皆既月食は残念な結果でした [天文]

毎度です。お正月から早1か月。時が経つのは早いものです(汗)。

…というわけで、先月末の1月31日は皆既月食でした(話変えるの早っ)。なんでもこの日は地球に最も近づく「スーパームーン」と、1か月のうちの2回目の満月の「ブルームーン」と、皆既月食の「ブラッドムーン」を掛け合わせた「スーパーブルーブラッドムーン」だったんだとか。もっとも、天文学的にはどれもあまり重要視されない言葉だったりしますが、ま、いろいろ肩書きがついたらありがたく思えてくるのが不思議です(笑)。

というわけで、この日は月が昇ってくる頃会社を出たのですが、東の空を見ると薄雲でかすみながらも、大きな満月が昇ってくるのが見えました。なんか俄然やる気がわいてきて(笑)、ペダルをこぐ足にも力が入っておりました。

家に帰るとさっそく準備をしました。望遠鏡は銀次(GINJI-200N)とアトラス80の2台体制で臨みました。銀次は眼視用で、アトラスは写真撮影用としました。

今回の皆既月食は半影食の始まりから終わりまですべてが見えるという好条件。といっても、半影食は眼視や中途半端な機材では観測できないので、本影が月にかかり始める20時48分からが本番です。というわけで、20時までは銀次の温度順応に当てました。

20時過ぎに月を見ると、大きくキレイに見えていました。
EM2009.jpg
20時09分の月です。半影はよくわかりませんね。

20時40分過ぎに見に行ってみると、本影がかかり始めていました。
EM2049.jpg
20時49分の月です。肉眼で見ても欠けている様子がよくわかってテンション上がりました(笑)。

続いて20時57分の月です。
EM2057.jpg
銀次で見てみると、本影の部分もうっすらと見え、なかなか幻想的な光景です。試しに露出オーバーで撮ってみると、
EM2059.jpg
なんとか写りました。本影の部分がうっすらと見えている様子と、地球の大気の層の影も写っている様子がわかると思います。

ところが…21時を回ると厚い雲が空を覆ってしまって、肝心のブラッドムーンをこの目で見ることはできませんでした(涙)。最後の写真は21時00分のものです。
EM2100.jpg
露出オーバー気味だったので補正を試みましたが、無理だったっス。

なんか残念な結果になりましたが、ま、気象に左右される天文なんてこんなものです。また次回に期待したいと思います。

というわけで、最近寒すぎて望遠鏡を出すのをサボっていたのですが(汗)、なんかまたやる気が出てきたので、月の影響が少なくなる8日以降の夜半前に晴れれば、銀次を出して冬のディープスカイにチャレンジしたいと思っております。

さて、明日から寒くなりそう。みなさんも体調を崩さぬようご自愛を。それでは、またっ。
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